インターネットが遅い原因、回線を見直す前に行うべき7つの改善方法

本ページはプロモーションが含まれています。

自宅のインターネットが遅く、イライラする人もいるだろう。

Youetubeが見れない、低レートでの再生、子供のゲームが遅い、オンラインミーティングの映像、画像があるいなど状況は様々だ。

多くはインターネット回線が遅いのが原因と考えるが、インターネット回線を見直す前に、自宅の設備が遅さの原因になっている場合もある。

今回はインターネットが遅い際は、まずは自宅の設備を見直す項目について紹介をしよう。

インターネットが遅い7つの原因

インターネットが遅い原因としていろいろ考えられるので、まずは想定される理由は以下の通り。

1.LANケーブルの規格が古い

2.無線ルーター、無線アクセスポイントが古い

3.無線ルーター、無線アクセスポイントの設置場所が悪い

4.無線ルーター、無線アクセスポイントの電波が弱い

5.スイッチが古い

6.パソコン(PC)が古い、容量がいっぱい

7.パソコン(PC)のセキュリティソフトが遅い

自宅の回線設備については、大きな屋敷でもなければそれほどの数はないと思うので、多くは上記の原因になると思う。

そのため、まずは自分が遅いと感じるサービスに必要な速度を確認しよう。

快適なインターネット回線速度

インターネットを利用するにあたってストレスなく利用できる回線速度は以下の速度と言われている。

利用用途 下り速度
Web閲覧、メールなど 1Mbps
Youtube動画、ビデオ通話 3Mbps
Amazon プライムビデオ 3.5Mbps
高画質Youtube動画、オンラインゲーム 5Mbps
4K 動画再生 25Mbps

例えばオンライン授業やWebミーティングを利用する場合は、3Mbpsぐらいの通信速度は欲しい。

その速度に満たない場合は、自宅内の設備や回線を見直すことになる。

次に必要な速度がわかったので、今度は自宅のインターネット回線の速度を把握する。

そこでまずはどのぐらいのスピードが出ているのか、無料サービスがいくつかあるので現在の回線速度を計測をして状況を確認しよう。

インターネット速度測定 無料サイト

無料で計測をできるサイトがいくつか展開されている。

主な無料サイトは以下にあるので、まずは現在の速度を確認してみてほしい。

Fast.com  測定サイト
USEN GATE 02 USEN GATE 測定サイト
Studio Radis 測定サイト

インターネット回線の速度は時間、PCの負荷、確認サイトによって数値は様々に表示される。

そのため、調査時点のおおよその速度と考えれば問題ない。

まずは利用をしたいアプリ、サービスに必要な速度と比較し、自宅の設備などを見直していこう。

1.LANケーブルの規格が古い

通信速度によって規格が分類されている。
単純に数字が大きい方が速度が速く、スマホの通信料でなじみがあると思うが、それぞれ1,000倍の単位だ。
キロ → メガ → ギガ → テラ → ペタ
LANケーブルで利用をするのはメガ、ギガの単位で表示される
1000bps=1Gbps つまりG(ギガ)はbpsの千倍の単位だ。
M(メガ)、G(ギガ)と読み替えて以下の表を見てほしい。
規格 CAT3 CAT5 CAT5e CAT6 CAT6A CAT6E CAT7 CAT7A CAT8
速度(bps) 10M 100M 1G 1G 1G 10G 10G 10G 40G
10Base-T
100Base-T ×
1000Base-T × ×
1000Base-TX × ×
10G Base-T × × × × ×
40G Base-T × × × × × × × ×

現在発売されているケーブルはCAT5以上がほとんどのため、ギガ対応をしている。
ただし、10年以上前のCat3のLANケーブルを利用していると、10Mしか速度が出なかったりする。

LANケーブルの表面に規格が印刷されているので、古いLANケーブルを利用している場合は交換をしよう。

尚、現在はLANケーブルも安くなっているので、CAT5e以上の1000Base-T(1G)対応のものか、今後の拡張性を考えて10Gに対応をしているCAT6E以上を選択ればOKだ。

2.無線アクセスポイントの規格が古い

無線アクセスポイントが速度低下の原因になることが多い。

まずは無線アクセスポイントの規格を紹介しよう。

無線規格 最大通信速度 周波数帯
IEEE802.11ax 9.6Gbps 2.4GHz/5GHz帯
IEEE802.11ac 6.9Gbps 5GHz帯
IEEE802.11n 300Mbps 2.4G帯/5GHz帯
IEEE802.11a 54Mbps 5GHz帯
IEEE802.11g 54Mbps 2.4GHz帯
IEEE802.11b 11Mbps 2.4GHz帯

最新の規格は「IEEE802.11ax」となり、Wi-Fi6と呼ばれている規格だ。

2021年1月現在で端末側がWi-Fi6に対応をしているものは限られているため、まだ今後の拡張を考えて装備することが多い状況だ。

IEEE802.11n は現在販売されている無線ルーター、無線アクセスポイントには機能として実装されており、最大300Mbps対応のため利用に支障はない。

ただし、IEEE802.11n は2009年に標準化され、2011年以降の発売の製品には多くの製品で対応をしていた。

そのため、2011年前に購入をした古いもの、もしくは非常に安価なモデルを購入した人は、対応している規格を確認してみよう。

3.無線アクセスポイントの設置場所が悪い

無線ルーター、アクセスポイントは電波でPC、スマホ、タブレットなどと接続をする。

障害物があると電波が減衰してしまうので、通信速度が落ちてしまう。

そのため、無線アクセスポイントはできるだけ障害物がないところ、棚の下などではなく見えるところに設置をするのがポイントた。

できるだけ高い場所に、見渡しの良い場所ということを気にして設置場所を見直してみよう。

4.無線ルーター、無線アクセスポイントの電波が弱い

無線の電波が利用をしている部屋まで届いていない場合がある。

無線の電波は木造の壁やドアなどは弱くはなるものの届く。

ただし、鉄筋コンクリート造りの家や鉄ドアなどは通過するのが難しく、かなり電波が弱くなってしまう。

そのような電波が弱くなる場合で利用をしている場合は、LANケーブルを利用した有線接続をしたり、無線アクセスポイントの中継器を利用するなど対策をしてみよう

参考までに有線LANで1階から2階へ配線をする方法は以下の通り。

無線wifiが弱い2階、隣の部屋へ有線LANをDIYで配線する

5.スイッチが古い

インターネットの回線を収容しているルーターなどから、スイッチ、ハブと呼ばれる機器を利用して、PCやプリンターに接続をしている人も多いと思う。

このスイッチは機器を接続するだけのものであり、安価な製品を利用している人も多いと思う。

また、壊れることがなければ、取り換えることもないため、PCは新しいがスイッチ、ハブはそのままということもある。

このスイッチにも規格があり、10Base-T、100Base-T、1000Base-T(ギガ)対応モデルと様々だ。

そのため、昔の規格のスイッチ、ハブ利用をしている人は、必要な処理速度が出るかモデルなのかどうか確認をし交換をしよう。

6.パソコン(PC)が古い、容量がいっぱい

回線スピードにパソコン(PC)の処理速度も関係する。

LANケーブルや接続している機器が原因ではないの?という声も聞こえてきそうだが、実際にPCの処理能力が遅いのが問題で速度がでないということもある。

動画やWeb会議などをストレスなく処理をするためには、それなりのCPU、メモリが必要になる。

そのため、古いPCであれば処理が追い付かずに、動画が乱れたり、カクカクという画像になったりする。

そのため、インターネット速度が遅い場合は、スマホ経由での回線速度、PCでの回線速度を見比べてみよう。

パソコン(PC)の処理速度が遅い場合は、新しいPCへ入れ替えるなど検討しよう。

また、パソコン(PC)の容量がいっぱいの時も速度が遅くなる。

そのため、画像や動画など容量を必要とするものは外付けのハードディスクはSSDなどに保存をするなどして、パソコン(PC)本体の容量を空けてみよう。

7.パソコン(PC)のセキュリティソフトが遅い

セキュリティソフトが原因で遅くなっている場合も多い。

これは様々な攻撃から防御するために、新しいパターンファイルや対策を詰め込んだために、処理能力が追い付かずにパソコン(PC)の動作が遅くなってしまうことが原因だ。

対応としては、軽いセキュリティソフトに変更をするか、設定を見直して必要なファイルだけをチェックするとか常に動作させずに必要な時に動作をさせるとか運用でカバーをすること検討してみよう。

以上、インターネット回線を見直さずに、まずは自宅内の環境で速度改善のためにできることの紹介だ。

全てのことを試してもインターネットの速度が改善しないのであれば、インターネット回線側が原因となる可能性が高いので、契約回線を見直してみよう。

インターネット回線の見直し、おすすめ

自宅内の設備の問題がなければ、インターネット回線を見直すことになる。

尚、インターネットで利用をしている回線速度について、最大の速度(理論値)は以下の通りだ。

回線種類 最大速度(理論値)
NURO光 2Gbps
フレッツ光 100M~1Gbps
CATV 10~320Mbps
フレッツ ADSL 1~50Mbps
フレッツ ISDN 64kbps

まず、速度が一番遅いISDN、ADSLを利用している人は、2024年のサービス終了がNTTより発表されているため、まずは他の回線サービスに移行を早めに検討しよう。

その際の乗り換えとすれば、光回線がおすすだ。

利用をしている携帯キャリアなど様々なサービスが展開されており、また、対応している地域も限定されているので、まずはそれぞれ自宅の地区が適応しているかどうかも材料として検討をしよう。

主な光回線サービスと、キャッシュバックなどお得な申し込みを窓口は以下の通りだ。

回線 お得な申し込み窓口 申し込みサイト
ドコモ光 ネットナビ ドコモをお使いなら【ドコモ光】
auひかり グローバルキャスト 【豪華特典 auひかり】
ソフトバンク光 メディアサービス 【ソフトバンク光】
NURO光 スローダイニング 【最速2Gbps NURO光】

以上、インターネット回線が遅い場合の7つの方法の紹介だ。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする