楽天モバイルは料金体系は他社より安く魅力的だ。
しかし、基地局の数が少なく、利用できるエリアはドコモ、au、ソフトバンクグループと比較すると見劣りする。
エリア内でも電波が弱く、利用できないという声もある。
実際にソフトバンクから楽天モバイルに乗り換えた際に、電波は届くが遅いという状況だったので、Rakuten Casa(楽天カーサ)を申し込んで利用を開始したので、速度の改善などを紹介しようと思う。
楽天モバイルの特長、楽天回線エリア、パートナー回線エリア
楽天モバイルで一番不安なのは利用エリアが狭いということだ。
楽天回線が利用できずに、パートナー回線の利用という状況も多い。
しかも、楽天モバイルから発表をされているが、2021年10月より順次、パートナー回線エリアから楽天回線エリアへ切り替えを行っている。
この動きはますます進むと思われるので、今はパートナー回線で安定的につながっているが、切り替えを期に電波が弱くなってしまうことも考えられる。
楽天回線エリア
楽天基地局(アンテナ)の電波を利用するエリアで、データ容量の制限がなく、高速で使い放題のエリアとなる。
パートナー回線エリア
パートナー(au)基地局の電波を利用するエリアで、楽天基地局の設置が進み、楽天基地局が利用できるようになると、楽天回線エリアへ続々と切り替わっている。
パートナー回線エリア(国内)は高速データ容量が5GB/月、容量を超過した後は通信速度最大1Mbpsで使い放題だ。
楽天回線エリア、パートナー回線エリアに関わらず、自宅に電波が届かない場合に楽天モバイルが用意しているサービスがある。
楽天カーサ Rakuten Casa の利用条件
楽天カーサ Rakuten Casaの紹介は楽天サイトに記載されている。
一言でいうと自宅に楽天モバイルの小型基地局を設置しようということだ。
事務手数料として3,000円が必要となるが、後日、楽天ポイントが3,000円ポイントが提供されるので、実質無料で利用をすることができる。
申し込みの詳細は以下の通り。
利用条件 |
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利用可能回線 |
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楽天カーサ Rakuten Casaのスペック
サイズ | 28.6cm(幅)× 約 7.0cm(奥行)× 約 18.7cm(高さ) |
重量 | 1,200g以下 |
消費電力 | 22W以下 |
色 | ホワイト/ブラック |
最大同時接続数 LTE | 16台 |
最大同時接続数 Wi-Fi | 30台 |
Wi-Fi規格 | 2.4GHz (11b/g/n) 、5GHz (11a/n/ac) |
Wi-Fi最大通信速度 | 5GHz:867Mbps / 2.4GHz:300Mbps |
楽天カーサ Rakuten Casaの設定方法
さて、公式サイトから楽天カーサ Rakuten Casaを申し込むと、1週間程度で届いた。
梱包箱から取り出す。本体とマニュアルが出てきた。
箱から出てきた本体。思っていたより大きめ。
本体の下には電源アダプター、コードが同梱されている。
こちらが電源アダプターで、こちらも大きめ。
本体の画像で大きく重さも重い。
背面の写真。電源コードをさしていて、右側の黄色がWAN(インターネット)側のLANケーブルをつなぐ口。
接続は電源を入れて、WAN側にLANケーブルをさすだけで完了。
10分ぐらいで表面のランプが4つともに緑になれば、設置は完了。
楽天カーサ Rakuten Casaの利用レビュー
さて、楽天カーサ Rakuten Casaの利用前と利用後の速度は以下の通り。
前提条件として、戸建でNuro光を契約中。
実測値として有線LANケーブルで570Mbpsと速度は出ている。
端末はAquos Sence6を利用した実測値は以下の通り。
利用前(楽天回線エリア)
受信が12.8Mbps、送信が10.1Mbps。
10Mbpsでていれば、利用に特に問題はない速度で通信ができている。
利用後(楽天カーサ、 Rakuten Casa経由のLTE通信)
受信が67.1Mbps、送信が61.8Mbps。
約6倍にスピードが速くなった。
最後にWifi経由での測定は以下の通り。
利用後(楽天カーサ、 Rakuten Casa経由のWifi通信)
楽天カーサ、 Rakuten CasaのWifiも非常に電波が強い。
これだけ出ていれば、Web会議なども途切れることなく円滑に通信をすることができる。
以上、楽天モバイルの電波が不安定な場合の解消に利用できる対応方法の紹介だ。