DIYでクーラーボックスの保冷力をアップ
クーラーボックスの保冷力は値段に比例する。
値段の高いクーラーボックスの保冷力は高く、安いクーラーボックスの保冷力は低い。
ただし、ちょっとしたことで保冷力を高めることができるので紹介をしよう。
CAINZ カインズのお得なクーラーボックス
関東を中心に200店舗以上のホームセンターを展開するカインズで購入をしたクーラーボックスは以下の通り。
容量 | 14Lタイプ |
収納 | 500mlペットボトル×12本
350ml缶×18本 500ml缶×12本 |
サイズ(外寸) | 幅360×奥行289×高さ273mm |
サイズ(内寸) | 幅281×奥行211×高さ226mm |
材質(本体・フタ・ハンドル・ベルト) | ポリプロピレン |
材質(フタパッキン) | ポリエチレン |
発泡スチロール | 発泡スチロール |
価格 | 1,480円(税込) |
自宅に持ち帰り、早速作業を開始する。
蓋はネジなどはついていないので、少しひねりながら簡単に取り外すことができる。
本体側にマイナスドライバーを差し込んで、すこしずつ外側と内側を外していく。
5カ所に突起があるので、ゆっくりずらしながらはがすことができる。
中の発泡スチロールを取り外しをしたところ。
価格がやすいこともあって、断熱材の発泡スチロールは薄め。
ここから保冷力を高めるために作業を行う。
100円ショップ ダイソーで購入をしたアルミシートを利用する。
このアルミシートを断熱材の発泡スチロールの外側にテープで張り付けていく。
張り付けが終われば、本体の外側に戻す。
隙間がどうかなとはおもったが、意外ときっちりはまる。
上側にあまっているアルミシートはきっちり切り取りを行う。
次に、発泡スチロールの内側にも張り付けることができるスペースがあるので、そこにも張り付ける。
底には地面から地熱がでてくるので、2重、3重のアルミシートを敷く。
少しぐらい大雑把でも最後には隠れるので、まったく問題ない。
とりあえずできるだけアルミシートを中にいれて隙間をなくしていく。
最後に本体の内側を取り付ければ、本体側の保冷力アップ作業は終了だ。
次は蓋をマイナスドライバーで分解をする。
分解をしてわかったことだが、取っ手部分については断熱材の発泡スチロールは取り付けられていない。
つまり、取っ手は何も保冷のための断熱材が無く、そのままプラスチックがむき出しの状態になっていた。
これでは保冷力が高くはなくなってしまう。
こちらもアルミシートを敷いていく。
2重ぐらい取り付けて、取っ手部分にもきっちりと保冷効果がでるように覆いつくす。
シートを取り付けたらもとに戻せば保冷力アップの作業は完了だ。
DIYでクーラーボックスをSUP釣り用に改造
保冷力がアップすれば、次に釣りにSUP便利なように改良をしていく。
釣りには釣り竿、取り込むための網、ルアーなどの小物入れ、魚をつかむ道具などいろいろな道具が必要だ。
砂浜、防波堤、堤防などからの釣りであれば道具を豊富に持っていくことができる。
ただし、小型ボートやSUPで釣りをするような場合は、極力荷物を最小限にしたい。
そこで、安い、お得な一般的なクーラーボックスを改造していく。
釣竿、玉網・ランディングネット用
釣竿、玉網、ランディングネットを持ち運ぶための筒、通す穴を取り付ける。
ホームセンターで見つけたのが以下の配管を固定するための樹脂サドルで税込みで91円。
100円より安く、こちらを4つ購入。
合わせてさびにくいステンレス製のネジ(160円位)を購入。
鉄製は値段も安いが、さびてしまうのでステンレス製を選ぼう。
あとは、この樹脂サドルをクーラーボックスの側面にステンレス製のネジで取り付けを行う。
これを両側に取り付けを行い、片方は釣り竿をいれて、もう片方には玉網・ランディングネットを持ち運ぶようにできる。
釣り用の小物入れを取り付け
釣り具やで販売をしている小物入れは1つ500円ぐらいする。
100円ショップでも似たようなものが販売されているので、今回は100均で調達。
ダイソーで100円で2個購入。
まずは小物入れの背面に磁石を瞬間接着剤で取り付ける。
小物ボックスを裏返して、瞬間接着剤を垂らして、その上に磁石をのせる。
その逆に磁石に瞬間接着剤を垂らしてひっくり返して張り付けようとすると、手に瞬間接着剤がついてしまうので、お勧めしない。
こちらが超強力マグネット。
底面に4個張り付けた画像。
取れないように瞬間接着剤で固定されたら、さらに外れないように瞬間接着剤を追加で周りに垂らしていく。
完全に乾いたら、小物入れ、ボックス側の作業は終了だ。
乾燥している間にクーラーボックス側に磁石が張り付くように加工をしていく。
100均ショップで購入をしたのは30cmのステンレス製の取付金具。
この金具をクーラーボックスの背面に位置を合わせながら、ステンレス製のネジで上下に取り付ける。
こちらが取り付けたあとの写真。
しっかり強力磁石でくっついているので、簡単に外れたりはしない。
使うときには小物入れを取り外せばよいのと、しまうときにはペタッと磁石で張り付けをすることができる。
魚つかみ、フィッシュグリップなどの入れ物
ルアーなどの小物入れではなく、フィッシュグリップ、魚つかみ、プライヤー、ハサミなどは小物入れには入らないので、前にカゴを取り付ける。
まずは魚をつかむためのフィッシュグリップ(フィッシュキャッチ)。
SUPで釣りをする場合、道具を落とすと海の中に沈んでしまう。
そのため、落ちないようにするための工夫が必要になる。
ホームセンターで70円位で販売されている落下防止のばねを取り付ける。
同じく100円ショップで購入をした釣った魚を絞めるための千枚通しの丸キリ。
ただし、このままでは海に落としてしまう可能性があるので工夫を加える。
ケーブルをまとめるためのマジックテープを利用する。
このマジックテープを千枚通しの丸キリの取っ手に回して、その間に落下防止のばねを取り付ける。
ラジオペンチなどもマジックテープで巻いてばねに取り付ける。
入れるものの準備ができたので、次にクーラーボックスの前面にかごを取り付ける。
こちらも100円ショップで購入をしたカゴ。
このカゴをクーラーボックスの前面にステンレスのネジでしっかりとりつける。
写真では置いてあるように見えるが、4本のネジでしっかり固定。
今後も道具が増えてもまだまだ収まるサイズになっている。
さて、次に245cmの万能ベルトも購入。
これをとっての穴に通してSUPのボードに取り付けて固定をすることができる。
そして最後にSUPボードに取り付けた写真。
さて、ここまでクーラーボックスを改造をした費用は以下の通り。(釣り道具などは除く。)
内容 | 個数 | 単価(税別) | 合計(税別) |
アルミシート | 1 | 100円 | 100円 |
樹脂サドル | 4 | 83円 | 332円 |
ステンレスネジ | 1 | 160円 | 160円 |
ステンレス製の取付金具 | 2 | 100円 | 200円 |
超強力マグネット | 2 | 100円 | 200円 |
小物入れ | 2 | 100円 | 200円 |
前面カゴ | 1 | 100円 | 100円 |
マジックテープ | 1 | 100円 | 100円 |
落下防止ばね | 4 | 70円 | 280円 |
万能ベルト | 1 | 100円 | 100円 |
合計 | 1,772円 |
以上、クーラーボックスの保冷力のアップ方法、釣り用に改造をした方法だ。