在宅勤務、リモートワーク、テレワーク、オンライン授業、飲み会など新型コロナウイルスの感染予防のために遠隔でコミュニケーションをとることが増えてきていると思う。
Microsoft(マイクロソフト)が提供する比較的個人向けのSkype、企業向けのSkype for Business、 Microsoft Teams、Googleが提供する「Google Meet」、Zoom社が提供する「Zoom」、Ciscoが提供する「Cisco Webex meetings」など様々なWeb会議システム、コミュニケーションツールのサービスが展開されている。
そのなかで Facebook社がサービスを行っている Messenger Rooms で音声が着こえない場合の原因、対応方法を記載しよう。
Facebook社とは?
会社名(英語) | |
本社 | アメリカ合衆国カリフォルニア州 |
創業者 | マーク・ザッカーバーグ |
設立 | 2004年2月 |
上場 | NASDAQ |
拠点 | 世界70都市 |
世界で20億人のユーザーがいるSNSサービスの最大手企業だ。
世界の人口が約70億人となるので、およそ3人に1人が利用をしている計算となる。
日本においては2,700万人がユーザーとなっており、日本人のおよそ20%がFacebookを利用しており、若者というよりは30~40代が利用者の中心だ。
Facebook Messenger Roomsとは?特長
「Facebook Messenger Rooms」はFacebook社が2020年4月に新たに始めたビデオ通話サービスだ。
双方向の「Facebook Messenger」を拡充してオンラインミーティングに利用できるような機能が盛り込まれており、主な特徴は以下の通り。
1.Facebook、Instagram、Portalでの会話をサポート
2.最大50人のミーティングができる
3.Facebookアカウントがなくても、リンクを使用してオープンルーム参加可能
4.バーチャル背景が利用できる(カメラフィルター、ムード照明、テーマ別イベント、360°など)
5.時間制限なし
6.メッセンジャー、Facebook、WhatsApp、Instagram、ポータルデバイスからミーティングルームの作成が可能
Facebook以外にもメッセンジャーやインスタグラムからルームを利用できるのが便利だ。
また、無料にもかかわらず時間無制限ということもうれしい機能だ。
では、ここから音が聞こえない場合の対策について紹介をしよう。
Facebook Messenger Rooms の音声が聞こえない原因と対策
1.PCのスピーカーの音声がミュート(無音)となっている
2.Facebook Messenger Rooms側のスピーカーがミュート(無音)になっている
3.PCにスピーカーの機能が無い
4.PCのスピーカーが故障している
5.相手側のマイクがミュート(無音)になっている
6.リモート接続をしている状態で聞こえない
1.PCのスピーカーの音声がミュート(無音状態)となっている
PCの設定で音声をミュートにしていることが原因のことがある。
その場合のPC側の解除方法は以下の通りだ。
Windowsの場合は左下に「ここに入力して検索」というバーがあるので、そこに「サウンド」と入力をする。
もしくは「スタートボタン(Windowsの窓のマーク)を右クリック」 → 「システム」→ 「サウンド」でも同様の画面にたどり着く。
その後に以下の画面が出てくるので、矢印が一番左側のミュートになっているようであれば、右側にずらす。
これでミュート(無音)状態が解除されるので、音がでてくるはずだ。
2.Facebook Messenger Rooms側のスピーカーが適切に設定されていない
PCではなく、Facebook Messenger Rooms側にもスピーカーを選択することができる。
音声(マイク&スピーカー)の設定方法は以下の通り。
右上の「・・・その他」をクリックする。
クリックをし、「デバイス設定」の表示が出てくるのでクリックをして設定を進める。
表示された設定画面。
そこから接続されているマイク、スピーカーを選定しよう。
内蔵から外付けのマイク、スピーカーへの変更もこの画面から行うことができる。
3.PCにスピーカーの機能が無い
PCにスピーカーの機能が無い場合は、当然、聞こえてくることはない。
その場合は、外部のマイクスピーカーを利用する必要がある。
様々なメーカーから発売をされているが、音の良さとして評判が良い製品を紹介しよう。
まずは世界的な音響メーカー「Jabra」の製品だ。
マイクスピーカー、ヘッドセット製品など数多くの音にまつわる製品を販売しており、シェアも高く世界中で利用をされているので間違いのない製品だ。
次にもう一つ。
日本の楽器メーカー「ヤマハ」から発売をされている1~4名用のマイクスピーカー「YVC-200」だ。
色はホワイトとブラックの2種類。
PCとはUSB接続かBluetoothのいずれかで接続ができ、バッテリーも内蔵されているので、電源のないところで利用をできるのがうれしい。
尚、外部のマイクスピーカーにもミュート(無音)状態の機能がついているので、こちら側からの声が相手に聞こえない場合がある。
意外とFacebook Messenger Roomsの画面でミュートを解除して、外部のマイクスピーカー側がミュートになっている場合もあるので、注意が必要だ。
4.PCのスピーカーが故障している。
いろいろ試行錯誤して、結局は壊れていたという経験がある。
ミュートにもなっていない、Facebook Messenger Roomsの音声以外でもYoutubeなどで試しても音が出ない場合は、壊れていることを考える必要もある。
その場合にもPCにイヤホン、マイクスピーカーをつなげて利用ができれば、故障の可能性もある。
5.相手側のマイクがミュート(無音)になっている
「スピーカー&マイクをテストする」の項目で問題がないにもかかわらず、音が聞こえない場合は、相手側のマイクがミュートになっていないかどうか確認をしよう。
意外と相手側の問題で聞こえないということもある。
音声が聞こえない時はチャットで呼びかけよう。
6.リモート接続をしている状態で聞こえない
リモートワーク、テレワーク、在宅勤務をしている人で、通常の仕事は会社のPCを動作して、自宅のPCで画面転送だけしているRDP(リモート デスクトップ プロトコル)を利用している人もいると思う。
そのような人が会社ではFacebook Messenger Rooms会議ができるが、自宅で利用した場合は音が聞こえないという状況が発生する。
この状況で聞こえないという人は本当に多く、スピーカーの音を上げたりしても全く聞こえない。
このような場合は、十中八九、会社のPCでFacebook Messenger Roomsに参加をしているからだ。Facebook Messenger Rooms会議をしようとする場合には、自宅のPCのブラウザからFacebook Messenger Roomsを利用する必要がある。
会社においてあるPCでFacebook Messenger Rooms会議に参加をすると、会社PC自体のスピーカー、マイクしか動作をしない。
つまり、RDP(リモート デスクトップ プロトコル)は画面転送の機能はあっても、音声を転送する機能は無いからだ。
会社でいろいろな人をフォローしたが、本当にこのトラブルは多い。
以上、Facebook Messenger Rooms会議で音声が聞こえない原因、対策について紹介だ。