最近の薄型のノートパソコンは有線LANポート、映像を出力するVGAポートがついていない製品が増えている。
これは無線(wifi)で通信をすることが前提となっているため、ノートPCの厚みがでてしまう有線LANポートの機能を省いているためだ。
しかし、ホテルや宿泊先で無線接続をすると非常に遅い場合や、電波が届かない部屋で利用をする場合には不便だ。
リモートワークで仕事をする場合にも子供がスマホで動画を見続けたりして、wifi通信が不安定な状況も増えている。
そのような場面では有線LANで接続をすることにより、通信が安定する場合も多い。
また、VGAポートはHDMIで代用されるのだが、古いモニターやプロジェクターではHDMIが利用できない場合も多い。
打ち合わせやプレゼンテーションをする場合に、VGAポートしかない機器で焦った人もいるだろう。
そんな方のために、汎用性があるアダプターを紹介しよう。
有線LANポート、VGAポートとは? 役割は?
まずは有線LANポート、VGAポートについて紹介をしよう。
左からLANポート、VGAポート、HDMI、USBポートだ。
LANポート
有線LANで通信をするために会社や学校などでLANケーブル(青いものが多い)で接続するための口だ。
電話線を差し込む形状と似ているが、少し電話線より大きく、RJ-45ケーブルと呼ばれることもある。
会社や学校などではハブと呼ばれるLANケーブルを多数集めて接続をする機械からケーブルだけでているので、接続をすることによりインターネットなどができるようになる。
無線(wifi)と異なり、ケーブルが断線していない限りは、安定して繋がるのが特長だ。
VGAポート
IBM社がパソコン製品に搭載したグラフィック表示システムの形状だ。
15ピンのぼつぼつ穴が開いているのがメス、逆に差し込むように小さなピンがついているのをオスと呼んでいる。
アナログで通信をするため、最近ではデジタルで送信をするHDMIが主流となってきているが、まだまだ現役で使っているモニター、プロジェクタが多い。
そんな人向けにHDMIとVGAの通信を変換する製品も発売されている。
HDMIとVGAの変換だけをしたい人には十分だろう。
有線LANポート、VGAポートの増設方法
さて、昔のノートPCであれば有線LANポートやVGAポートは必ずと言っていいほど、機能がついていた。
ただし、無線の高速化やHDMIの機能により、薄型のノートPCでは省かれるようになってきている傾向だ。
そこで薄型のノートPCしかもっていない社会人や学生が困るのが、古いプロジェクターなどでプレゼンテーションが出来ない場合だ。
そんなのノートPCしか保有していない人でも、アダプターを利用することによって利用をすることができる。
色々なブランドで発売をされているが、基本的な機能がそろっていてコストパフォーマンスが良いのが以下のモデルだ。
ブランド | Runsnail |
PC接続方式 | USB Type-C |
利用可能ポート | VGA、HDMI、LANポート、SDカードスロット、microSDスロット、3.5mmオーディオポート、Type-C、USB3.0×3ポート、 |
商品重量 | 99.8 g |
梱包サイズ | 15 x 6 x 1.5 cm |
USB Type-C接続でのHDMIディスプレイ増設「DisplayPort Alternate Mode」に対応するためソフトウェアのインストールなしで簡単にマルチディスプレイ環境(ミラーモード/拡張モード)を実現できる。
USB PD(87W)に対応しており、USB Type-Cポートを使って接続したパソコンへ充電することもできる。
ノートパソコン側にはUSB Type-Cに対応しているモデルが多いので、そこに装着をするだけで利用ができる。
まずは有線LANポートの接続方法。
SDカード、microSDの装着方法。大容量データの移行などで利用が可能だ。
オーディオとの接続で利用をする3.5mmオーディオポート。
USB Type-C 増設ハブのレビュー
さて、製品を購入して届いたので紹介をしよう。
箱から製品を取り出すとビニール袋に入ったハブが出てきた。
まずは表面の写真。きれいなブラック。
あまり変わらないけど底面の写真。
横面の写真。
左から VGAポート、HDMI、USB、Type-C のポートが並んでいる。
反対側の横面の写真。
左から3.5mmオーディオポート、SDスロット、microSDスロット、USBポート×2個。
そして横についている有線LANポート。
それぞれ10式の接続方式に対応をしている。
この USBハブを一つ持っていると、いろいろな時に重宝するはずだ。
価格は4,500円ぐらい。
注意点として、有線LANポートの通信速度として、100Mbpsにしか対応していない。
youtubeの1080p(超絶画質)で通信をした場合でも4Mbps程度なので、インターネットでの動画閲覧には大きな問題にはならないと思う。
ただし、大容量のデータアップロードとか行う場合は1000Mbps(ギガ)に対応している製品の方が良いと思う。
金額は倍以上になるが、高速で通信が出来る製品は以下の通り。
あとはどのぐらい利用頻度があるか、速度を求めるかで製品を選定をすればよいと思う。