さて、楽園おっさんは派遣元責任者の講習を受講した。
この資格というのは労働者派遣事業者(派遣元事業主)を経営する際に必要な資格となり、派遣労働者の保護を目的として配置しなければいけないということが労働者派遣法で決まっている。
つまり、世の中に存在する派遣会社の中で必ず必要な講習だ。
実際には業界団体で複数の会社が講習を開催し、1日で取得できる資格だ。
講習概要は以下の通りだ。
<派遣元責任者講習>
■社団法人
■民間企業
などなど
それぞれ開催地域や特徴を生かして講習会を実施している。
費用は1日コースで1万円前後。
楽園おっさんはいつでも派遣会社に転職できるように本講習を受けた、、、ということではないが、業務がら派遣社員の方々に仕事をお願いすることがあるので、知識習得のために講習をうけた。
そのため、会社から受けろと言われたわけではないので、講習費用は自己負担だ。
派遣会社からイヤイヤ講習を受けに来た派遣会社の社員とは心意気が異なる。
きっと派遣会社から受けに来た人は講習料は会社負担、普通に業務の一環として給料も発生しているはずだ。
楽園おっさんは自己負担のため、講義を聞き漏らさないと必死でメモを取る。
現在、働き方改革でいろいろ労働契約状況が変わってきているので、法律を理解することは必要だ。
派遣元責任者講習を受け、3年以上の雇用管理の経験があれば以下のことができる。
1. 派遣労働者であることの明示等
2. 就業条件等の明示
3. 派遣先への通知
4. 派遣元管理台帳の作成、記載及び保存
5. 派遣労働者に対する必要な助言及び指導の実施
6. 派遣労働者から申出を受けた苦情処理
7. 派遣先との連絡調整
8. 派遣労働者の個人情報に関すること
9. 当該派遣労働者についての教育訓練の実施及び職業生活設計に
関する相談の機会の確保に関すること
(ア)段階的かつ体系的な教育訓練の実施に関すること
(イ)キャリア・コンサルティングの機会の確保に関すること
10. 安全衛生に関すること(派遣元事業所において労働者の安全衛生を
統括管理する者及び派遣先との連絡調整)
楽園おっさんは派遣会社で働いておらず雇用管理の経験もないので、残念ながらすぐに派遣元責任者にはなれない。
今の業務だと派遣社員を受け入れている指揮命令者側なので、まー派遣会社の方とより深い業界の話ができるようになったのがよかったかな。
さすがにこんな派遣先の変わった担当者はなかなかいないと思うので。