簿記3級を初心者が合格するまでの勉強方法、体験談

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会社で経理部門の人と話をすると、経理的な知識がないと丸め込まれるというか話がチンプンカンプンなので困ったなーと。

経理的なことを学生時代には全く学んでこなかった楽園おっさんは思い立って経理の知識を深め調べていたら簿記検定に行き着いた。

商業高校や大学の経済、経営、商学部なら当たり前の資格なんだろうけど、畑違いの楽園おっさんは全く勉強をしたことがない。

そんなアラフォー楽園おっさんの合格までの体験記だ。

まず、簿記とはなんであるかをまとめてみた。

簿記試験の概要

主催:日本商工会議所

ランク:1級、2級、3級 + 簿記初級、原価計算初級

が定義するレベルは以下の通り。

◆1級:大学等で専門に学ぶ者に期待するレベル

公認会計士、税理士などの国家資格への登竜門で合格すると税理士試験の受験資格が得られる。極めて高度な商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算を修得し、会計基準や会社法、財務諸表等規則などの企業会計に関する法規を踏まえて、経営管理や経営分析ができる。

◆2級:高校(商業高校)において修得を期待するレベル

経営管理に役立つ知識として、最も企業に求められる資格の一つ。企業の財務担当者に必須。高度な商業簿記・工業簿記(原価計算を含む)を修得し、財務諸表の数字から経営内容を把握できる。

◆3級:中小企業や個人商店の経理事務に役立つ

ビジネスパーソンに必須の基礎知識。経理・財務担当以外でも、職種にかかわらず評価する企業が多い。基本的な商業簿記を修得し、経理関連書類の適切な処理や青色申告書類の作成など、初歩的な実務がある程度できる。

まー一般的なイメージとしては初級は除外をして、簿記1~3級が資格取得と公言できるレベルかと。

簿記試験概要

〇試験日:2月、6月、11月

試験間隔が2~6月が4ヵ月間、6~11月が5ヵ月間、11~2月が3ヵ月間とちょっと差がある。11月試験を10月にしたら等間隔になるんだけど、なんか理由があるんだろうな。

〇試験時間

1級:3時間(集合:9時)

2級:2時間(集合:13時30分)

3級:2時間(集合:9時)

2級だけ集合時間がずれて午後なので、「午前中1級+午後2級」、あるいは「午前中3級+午後2級」とダブルで受験も可能。

このあたりはよく考えられてる。さすがに1級と3級を同時に受けたい人はいないだろうし。

〇受験料

1級:受験料 \7,710+ 事務手数料 \540 = 合計 \8,250(税込)

2級:受験料 \4,630+ 事務手数料 \540 = 合計 \5,170(税込)

3級:受験料 \2,800+ 事務手数料 \540 = 合計 \3,340(税込)

〇受験資格

学歴・年齢・性別・国籍による制限はないので、誰でも受験可能。

実際に小学生で簿記3級を合格した子もいる。素晴らしい。

〇持ち物

  1. 筆記用具(HBまたはBの黒鉛筆・シャープペンシル、消しゴムのみ)
  2. 電卓(関数電卓・プログラム機能は除く)またはそろばん
  3. 身分証明書

さすがにそろばんで計算をしている人は会場にはいなかったですね。

経理未経験、初心者の合格体験記

楽園おっさんが簿記3級に合格したのは第148回日商簿記3級試験。その時の受験者データは以下の通り。

受験者数:102,212名

実受験者数:78,243名(受験者率:76.5%)

合格者数:38,246名(合格者数:48.9%)

申し込んでも4人に1人は受験をしないということですね。実際に会場は空席が目立ってました。

1回開催をするとどのぐらいお金を集められるかというと

\3,340×102,212名=約3億4100万円

そこから会場費、試験官の人件費などを考えても相当利益が出ているはず。

資格ビジネスはもうかるなと考える楽園おっさんでした。

さて、合格に向けての勉強時間は通勤時間と試験前週の土日だけ。

3か月前から始めたので、通勤時間(30分)×往復×60日=60時間+直前の土日10時間で70時間?ぐらいかな。

勉強で利用をした教材は以下の2冊だけ。

8回分の模試問題集+個別分野の問題が掲載されています。出題される試験の傾向を訓練をすることができて、試験会場で焦らずに「あー知ってる形式の問題だ」となります。

テキストを読んでいるだけだと眠たくなってしまって、わかった気になってしまうので、問題集を繰り返しやることが合格の近道。

アラフィフの楽園おっさんは若い時より格段に記憶力が落ちているので、何度も見返しながらやってました。

次は簿記2級に挑戦だ!!

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