長年、生活をしているとどうしても様々な箇所が故障をしていく。
トイレの故障について水が出ない、水が止まらないなど様々な故障がでる。
その際に、何とかしようとホームページやポストに投函されているチラシなどで電話をして、あとで法外な料金を請求する事象などが発生している。
今回は業者に依頼をする前に、まずは対応できる方法はないのか、意外とトイレは単純な構造なので、自分で修理できる内容が多いので紹介をしよう。
トイレの水が出てこない異変
トイレの水が手洗い場から出てこない状況が発生した。
水もタンクに急にたまらなくなったので、いったい何が起きたんだろうと。
昨日まではちゃんと出ていたので、突然の出来事で唖然とする。
業者に依頼をすると来るだけでお金かかりそう、法外な料金を請求されたら困るなどぐるぐると考え、まずは自分でできることはないだろうかと調査を開始。
トイレの製造メーカーのシェア
日本において、トイレを製造、販売しているメーカーは上位2社で日本の大部分を占めている。
ほぼ2社で寡占状態となっている。
そのため、製造メーカーが多くて対応部品が多岐にわたるわけではないため、修理する部品の特定が行いやすい。
メーカー | シェア |
TOTO | 60% |
LIXIL | 30% |
その他 | 10% |
トイレタンクの手洗い口から水が出ない原因
自宅用のトイレでは、タンクから手洗い用に水が出てくるタイプがある。
同時に水がたまりにくい状況にもなった。
今回と同じように同様の事象になった場合の対応方法について紹介をしよう。
まずはメーカーサイトで原因を特定する。
今回は以下のTOTOの公式サイトが参考になった。
手洗い管から水がでない・タンクに給水されない(TOTO公式サイト)
対応方法:ダイヤフラムを交換します
原因が特定されて、あとは方法に従った対応をするだけだ。
公式サイトでは絵で紹介をされているので、実際に行った対応を紹介していこう。
1.ダイヤフラムの購入、調達
まずはダイヤフラムとは以下のような小さな部品。
ポンプの部分で利用をされる部品でゴムとフッ素素材で作られている。
注射器のようにしっかり隙間をふさいで、水を吸い上げるので、ゴムが劣化して穴があいたり、隙間が出てくると密着できずに水が出てこなくなる。
近くのホームセンターで購入をしたので紹介をする。値段は650円ぐらい。
近くにホームセンターが無い場合などはネット通販でも販売されている。
部品を調達したら、あとは交換作業を行う。
2.止水栓で水を止める
トイレには水を止める栓がついている。
この栓をマイナスドライバーなどで回して、水が出てこないように閉める。
これはすごく重要で、この栓を開けたままで作業をすると、水があふれだしたりして、トイレが水浸しになるので、絶対に閉めるようにする。
3.トイレタンクの蓋をあける
10年の汚れがついているカバーが出てきたので、こちらも外す。
トイレタンクは非常に簡単な部品で構成をされている。
そして水が溜まっている場合は浮袋を上にあげることによって、水が流れていく。
4.トイレタンクの浮袋を外す
こちらがトイレタンクの部品。
まずは浮袋をはずす。
素手でも外せないことはないが、ラジオペンチなどがあれば便利。
先を挟んで取り外す。
5.トイレタンクのダイヤフラムを取り外す
浮袋を外すことができれば、次はカバーを左回しで外す。
この作業は特に難しいことはないので、単純に取り外すだけ。
カバーを取り外すことができれば、あとは交換対象のダイヤフラムを取り出す。
6.トイレタンクのダイヤフラムを交換
新旧のダイヤフラムを並べてみた。
交換対象のダイヤフラムは劣化していて、黒い汚れ、すすのような物質が出ていて、手が真っ黒になるぐらい。
あとはダイヤフラムを取り換えて、外した方法と逆で取り付けていく。
7.止水栓を開放する
交換後に止水栓を開けるとみずが流れ出してきて一安心。
手洗い蛇口の陶器を戻せば完了。
ここまでの作業はいろいろ調べたりしながらで30分ぐらいで完了。
慣れれば、15分ぐらいもあればすぐにできると思うが、次に行うのは10年後ぐらいかも。
業者に頼むと1万円超の費用が掛かるが、自分で行えば650円で修理をすることができる。
自分でDIYでやりたい人は誰でもできる簡単な作業だ。
以上、トイレタンクの交換方法の紹介だ。