洗濯物のハンガー、ハンガーピンチなど置き場所に困ることが多々ある。
カーテンレールに掛けて収納をするとカーテンの開け閉めの邪魔になったり、窓の光を遮ったりして部屋が暗くなってしまったりする。
そのようなときは壁にポールを取り付けて収納をする方法がおすすめだ。
ポールの長さによってハンガー、ハンガーピンチ、そのほかの小物類やカバンなどをひっかけておくことができる。
部屋の広さ、造りによって利用できる壁の長さが決まってくるので、市販のポールではうまくはまらないことがある。
長かったり、短かったりするので、そのようは時は自分でDIYで制作をしてしまうのがおすすめだ。
今回は非常に簡単に、しかも安く制作をしたので紹介をしよう。
DIYで作る壁かけポールハンガー
さて、ポールハンガーの既製品などいろいろサイトやホームセンターでみてきたが、構造はそれほど難しくない。
壁とポールを取り付ける部品はブラケット、軸受け、吊り金具とか様々な呼び方をされているが、まず壁に固定できる金具が必要。
そして素材は木材、スチール、アルミ、プラスチックなどで作られている棒、ポールの2つで完成だ。
壁とポールの隙間が狭いとハンガーが引っ掛かりにくいので、その点を注意しながらホームセンターに向かって材料を調達する。
ブラケット、軸受けの選定
まずは壁とポールを固定するための部品を選ぶ。
なかなかしっくりくるものがなかったが、欲しかったのはこのような部品。
名前は「フリートンボデンデン」と記載されているが、塩ビ管を外壁に取り付けるための道具。
ただし、そこまで太いポールを取り付けるわけではなく、細いものもないので却下。
次に探したのは「ステンレスサドルバンド」と名前がついている部品。
こちらも塩ビ管を固定するための金具。
ステンレスで硬いけど、力をいれて曲げることもできそうなので選定。
しかも1個の値段が117円(税込み)ということで激安。
壁かけポールの選定
次にポールを選ぶ。
塩ビ管コーナーには太さが大小のポールが並んでいる。
塩ビ管はのこぎりで簡単に切断をできるので、加工もしやすいが、少し曲がりやすいので今回は却下。
スチール、アルミ製も重たいのと切断をする加工も大変なので却下。
最終的には加工もしやすく重量もかるい木材を選定。
あまり細いと重量に耐えられないし、太すぎても重くなるので、ちょうどよいバランスの木材を選ぶ。
選んだのは「米ビバ 丸棒(24×24×1,820mm)」で値段は627円(税込)とこちらも安い。
長さは1.8mも不要だけど、これより短いものはこの半分の910mmとなるので、そうなると足りない。
壁かけポール、ポールハンガーのDIY制作
部品の調達ができたので、いよいよ加工をし始める。
まずは購入をしたのが金具2個、木の棒1個の3点のみ。
金具を折り曲げていく。
右は加工前で、左が手で折り曲げた状態。
力をいれれば曲がるので、すこしづつ形状をみながら曲げていく。
2つとも曲げて壁との取り付け金具の形状は完成。
あとは微調整をして壁に取り付ける。
こちらが今回取り付ける壁。
左側がクローゼットで右側がドア。
壁に先ほど加工した金具をねじで取り付ける。
取り付ける場所は指で叩いて柱がしっかりある場所に、長めのねじで取り付ける。
取り付けたい場所に柱がない場合は、石膏ボード用のアンカーで取り付けると外れないので安心だけど、今回は柱があるのでアンカーは利用しなかった。
金具を取り付けたあとは、木の棒を通すだけで完成だ。
こちらは下側から撮影をした写真。あまり違いはないけど。
端から端まで約1mのハンガーポールができた。
最後に掛けたかったハンガー、ハンバーピンチを引っかけてみた。
今まで、床にそのまま置いたりしていて置き場所に困っていたが、しっかり壁に引っかけられるようになったので、空間の有効活用ができた。
最後に今回の作業にかかった費用は以下の通り。
部品 | 個数 | 単価(税込) | 合計金額(税込) |
ステンレスサドルバンド(金具) | 2個 | 117円 | 234円 |
ポール(木の棒) | 1本 | 627円 | 627円 |
ねじ | 4本 | ー | ー |
合計金額 | 861円 |
ねじは家にあったものを利用したので単価はないが、100円ショップで購入していたので、かかったとしても10円程度かな?
30本ぐらい入っていて100円で売っているぐらいなので。
以上のように自分でDIYで制作をすると非常に安価で好きなサイズで作れる紹介だ。
尚、そんなことより見た目が重視、ちょうどよいサイズが欲しという人は、通販で製品を選択して取り付けるのが良いと思う。
壁かけポール、ポールハンガーの通販
最後に市販されているポールハンガーを紹介しよう。
部品を選んだり、見た目重視の人、サイズが合っている人は既製品を取り付けることも選択肢だ。
なかなか既製品までのクオリティをDIYでするのは難しいので、サクッとやりたい人のための商品だ。
壁掛けフック ウォールハンガー
長さが41cmでフックがついているハンガ―タイプ。
5連タイプで天然木材を利用しており、利用をしないフックは収納ができるので、引っかかったりしないので横幅が長いものをひっかける場合も便利だ。
ウォールハンガー スチールタイプ
横幅が64cm、104cmと2種類用意されていて、壁に取り付けるタイプ。
天井や壁に取り付けることができ、パイプも22mmとしっかりした造りになっている。
伸縮できる物干しハンガー
スチールタイプで壁との取り付ける横幅が55~90cmで固定できるので、利用をしたい広さに柔軟に対応できる。
リフォーム会社紹介
自分でDIYで行うことが不安な場合は、専門の業者に作業を依頼することになる。
お抱えの工事会社がいない場合は、ネットで複数社に依頼するサービスもある。
日本全国、数百社の提携している会社の中から無料で見積もりを出してくれるサービスがあるので紹介をしよう。
Town Life タウンライフ
地域、住まいのタイプ、依頼内容を入力をすれば、リフォームプランや見積もりを無料で複数社から提案をしてくれるサービス。
あとは出てきた複数のリフォームプランや見積もりを自宅で比較検討をするだけ。
<リフォーム登録会社の一例>
ミサワリフォーム、住友不動産の新築そっくりさん、住友林業のリフォーム、東京ガスリモデリング、トヨタホーム、東急Re・デザイン、土屋ホームトピア、オカムラホーム、アイフルホームなど
大手のリフォーム会社も登録されているので、地元のリフォーム会社と比較検討ができるのは便利だ。
以上、簡単にハンガーや小物をかけるためのポールの紹介でした。