リカバリーディスクを作成しておけば、Windows10が起動しなくなったりHDDそのものに問題があっても、対応ができます。
筆者はハードディスクを交換したときに、リカバリーディスクを使用して、Windows10をインストールしました。
一昔前までは、リカバリーディスクはお金を払って、手に入れたものですが現在は、無料で今すぐにでも作ることができる便利な時代になりました。
本記事では、Windows10のリカバリーディスク作成方法や、外付けHDDでもリカバリーデータを保存できるのかどうかについてお伝えをしていきます。
リカバリーディスク(回復ドライブ)とは何?
リカバリーディスクとはパソコンを工場出荷時と同じ状態にするのに、必要なディスクを言います。
ほかにもパソコンが原因不明の問題を抱えた場合も、リカバリーディスクが必要になるのです。
リカバリーディスクとは、記録媒体をディスクにしていたので、リカバリディスクと呼ばれています。
最近はリカバリーディスクの存在すらも、ほぼなくなってきているのです。
その理由はハードディスクやSSDの中にリカバリーディスクと同じ、リカバリー領域を最新のパソコンには用意されているからです。
windows10ではリカバリディスクと同じ機能を持つ、「回復ドライブの作成」というものがあります。
リカバリーをするための方法は2種類ある!
パソコンを初期化するためには、以下のような2つの方法が挙げられます。
・リカバリーディスクを使う
・回復ドライブの作成
リカバリーディスクを使う場合は、パソコンに適したリカバリーディスクを使用する必要があります。
筆者もリカバリーディスクを作成してもらうために、パソコン工房の店員に作成をしてほしい趣旨をを説明しました。
しかし、リカバリーディスクは今は作成しておらず、無料でもできるということを教えてもらったのです。
Windows10では「回復ドライブの作成」をするほうが、かなり簡単に作成が可能だといえますね。
リカバリーをするためにデータはどこで保存する?
windows10をリカバリーするためには、「外付けhdd」や「USBメモリ」などを使用するほうが良いかもしれません。
筆者の場合はリカバリーメディアをUSBメモリに保存し、ハードディスク交換の時に役立てました。
筆者はリカバリーをするために、新たに64GBのUSBメモリを買って、保存をしたのです。
パソコンのリカバリーメディア作成に外付けhddはあったほう良い?
結論を言えば、外付けhddでも良いですが、そこまでの容量は必要としません。
わざわざ、リカバリーメディア作成のために記憶装置を買おうとしているなら、64GBのUSBメモリを買ったほうが安上がりです。
BIOSがサポートしていない場合は、外付けHDDからのリカバリーはできないかもしれません。
筆者はダイナブックR73Aのノートパソコンで、USBメモリでリカバリーメディアを作成し、windows10をインストールさせることに成功しています。
なので、USBメモリでリカバリーメディアを、作成したほうが良いかもしれませんね。
windows10リカバリーディスク(回復ドライブ)の作り方
Windows10のリカバリーメディア作成方法を、お伝えしていきます。
リカバリーメディア作成を「回復ドライブ」といいますが、ここからはパソコンの表記に従って「回復ドライブ」という表現に変更させていただきます。
画面左下の端っこにある「Windowsマーク(□が4つのやつ)」を、スタートメニューと言いますが、スタートメニューから「Windowsシステムツール」を見つけ、「コントロールパネル」を選択しましょう。
見つからない場合は、画面左下にあるスタートボタン(Windowsマーク)の右側にある、検索ボックスに「回復ドライブ」と入力すると、「回復ドライブの作成」という項目が現れます。
回復ドライブの作成をクリックすると、「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と、表示されるので「はい」を選択します。
すると、回復ドライブのメニューが表示されるので、「次へ」を選択しましょう。
そうすると、「お待ちください」と表示されるので、少し待つと良いですね。
筆者のダイナブックR73Aの場合は、2分くらい時間がかかりました。
モデルのよっては、待ち時間も違うかもしれません。
「USBフラッシュドライブの選択」と表示されるので、回復ドライブとわかるような名前にUSBメモリの名前も変更しておきましょう。
USBメモリは16GB以上のデータを格納できなければ、データを保存することができませんので注意してください。
筆者は、多めに64GBのUSBメモリを買いました。
使用可能なUSBメモリを選択して、「次へ」を選択します。
最後に、「作成」を選べば、あとは勝手に回復ドライブの作成が開始されるでしょう。
回復ドライブ作成の落とし穴
回復ドライブはWindows8以降のOSから搭載された機能の一つで、パソコンを初期状態に戻せるのです。
古い機種の場合はリカバリーディスクというものが必要でしたが、現在のパオs婚ではリカバリーディスクは不要となっています。
回復ドライブは、先ほど説明したとおりのやり方でUSBメモリを使って作成が可能ですが、外付けhddでも作成は可能なのです。
回復ドライブを作成するためには、16GB以上の空き容量がないといけません。
なので、余裕のある要領で行おうとして、外付けhddを使用する人もいるでしょう。
ですが、軽い気持ちでWindows10のリカバリーメディアを、外付けhddで作成してしまうととんでもないことになります。
もし、hddを回復ドライブとして使ってしまうと、それまでに保存していたデータが読めなくなってしまうのです。
回復ドライブはディスク先頭から約32GBの部分を使い、回復ドライブの作成を開始します。
それ以外の部分はどれだけ容量が余っていたとしても、使えなくなるのです。
さらに、もともと保存していたデータも読めなくなると、本当に焦りますよね。
しかし、上書きされた先頭32GBの部分以外は残っているので、ご安心ください。
多くの方は外付けhddを間違って回復ドライブの作成してしまったら、「なんとかしたい!」という気持ちが先行していろいろなことを試そうとします。
場合によっては、残っているデータを消してしまう可能性があります。
もし、間違って回復ドライブにしてしまった場合は、「何もしない」ほうが良いのです。
外付けhddに書き込みが発生するような作業は、一切行わないで取り外して保存をするしかありません。
そうすることが、残っているデータをできるだけ多く残す最善の方法なのです。
外付けhddを回復ドライブにしてしまった場合は、そのデータを復旧させるための専門的な知識とツールが必要になります。
なので、対処ができない場合は、何もしないほうが良いということになります。
Windows10の回復ドライブの作成に使うなら、外付けhddではなくUSBメモリが一番最適です。
筆者も、回復ドライブの作成をするときに使用したのは、64GBのUSBメモリでした。
筆者の場合は外付けHDDがなかったので、仕方なくUSBメモリを買ったのです。
でも、もう使わないHDDなら回復ドライブとして使用してもよいかもしれませんね。
まとめ
Windows10のリカバリーデータを外付けHDDで作成する場合は、もう使わないHDDで作成をしたほうが良いでしょう。
まだ使用するという場合や、保存しているデータがあるなら最初から使わないほうが無難といえます。
回復ドライブの作成に使えるHDDがない場合は、USBメモリを買って回復ドライブの作成をしたほうが良いでしょうね。