40代で白内障の診断を受け手術、手術後の見え方、手術費用と体験談

35歳以降になると人間ドックを受信する人も多いだろう。

その中には目に対する検査もあり、視力、眼圧検査という項目もある。

その中で異常が判明し、白内障という診断を受け、手術を受けるまでの経緯、費用などの記録を残していこうと思う。

白内障とは?

まずは白内障とはどういうものか調べてみた。

日本には様々な学会があるが、白内障にも「日本白内障学会」という組織が存在している。

大学の先生が理事長、理事を務め、白内障に関わる企業が援助をしており、その学会で白内障について紹介をされているので抜粋する。

援助企業:エイエムオー・ジャパン株式会社(Johnson & Johnson Surgical Vision, Inc)、HOYA、日本アルコン株式会社、興和株式会社、千寿製薬株式会社、株式会社ニデック、参天製薬株式会社

白内障とは様々な原因で水晶体という眼のレンズが濁った状態、見え方が白くぼやっと見える状態となる。
濁った水晶体を透明にするのは現時点では難しく、生活に支障が出れば手術以外の治療法はない
人の眼の水晶体は、ピント合わせをするレンズの機能以外にも、オートフォーカスの機構や、紫外線などの有害な光が網膜に到達しないようにする有害光の除去、眼の後ろ半分と前半分を隔て、有害成分の交通を妨げたりする作用を担っている重要な臓器だ。
透明性を維持し、これらの機能を維持できるようにすることが、健康的な生活を維持するために重要ということだ。
簡単にまとめれば、物が白く濁った状態で見える状態で、眼鏡をかけてもぼやけている状態となる。
今回は左目だけ白内障になったので、右目の見え方とは全く違うが、両目で物をみるので生活ができないという事ではない。

白内障は誰でもなる症状となり、発症する年齢としては50歳代で37~54%、60歳代で66~83%、70歳代で84~97%、80歳以上ではほぼ100%と報告されている。

白内障と診断されるまでの経緯

初めに目の異常を指摘されたのは人間ドックの検査だ。

視力が落ちてきて、眼底検査では「硝子体混濁疑い」と診断をされた。

調べてみると、硝子体は水晶体の後方にあるたんぱく質でできたゼリー状の組織で、ぶどう膜炎や網膜はく離、硝子体出血などなんらかの原因によって濁りが生じる症状。

軽度の場合、空中に小さなゴミや虫が飛んでいるように見える飛蚊症があるということで、まさしくそのような状態となっていた。

実は2年前からも異常が指摘されていたので、近所の眼科医に行っていたが、白内障という診断ではなく、特に異常なしということだったので単に視力が悪くなってきたのかと思っていた。

改めて3年連続指摘されたので、セカンドオピニオンということで眼科を変えたら白内障という診断をうけびっくり。

お年寄りがなる病気だと思っていたので、早い人では40代や50代でも白内障になるというぐらいのようで、体は着実に老いていき、おじいちゃんになった気分。



白内障手術を受ける病院を探す

白内障の手術は多くの眼科で行われている。

診断を受けた眼科でもおこなっていたが、3か月以上先の手術となるという事で他にも探すことにした。

1泊2日で入院をする病院もあれば、日帰りで手術を受ける病院があり、必要な時間は短いほうが良いので、日帰り手術を行っている病院を優先。

あとは数多くの手術を経験している先生、病院の方が安心できるので、症例数をホームページでちゃんと記載をしているところを厳選。

また、2020年3月までは白内障手術「先進医療」に含まれていたので、民間の生命保険に入っていたので適応を受けたい。

あとは何度か術前検査、術後の検査で行く必要があるので、通える範囲という事で探したので、まとめると以下の4点。

・日帰り手術対応

・手術実績の多さ

・先進医療実施施設

・通える範囲

この4点を考えて都内の眼科医で手術を受けることにした。

病院名はいろいろ問題があるかもしれないので、都内の銀座にある専門眼科ということにしておこう。

白内障の手術費用

さて白内障の手術費用はというと保険診療なのか自由診療なのかにより大きく変わる。

これは利用をするレンズによって驚くほどに10倍以上の開きがある。

健康保険負担割合1割の方 健康保険負担割合3割負担の方
単焦点レンズ 1万5千円程度(片目) 4万5千円程度(片目)
多焦点レンズ 30~100万円(片目) 30~100万円(片目)

多焦点レンズは健康保険が使えない自由診療となるので、すべて自己負担だ。

ただし、民間の生命保険に入っている人は「先進医療特約」などに加入をしていれば保険金で全額カバーされる場合がある。

ただし、2020年4月からは「先進医療」の適応範囲から白内障手術が除外されることになるので、この適応が利用できなくなり、自己負担で手術を受けることになる。

簡単にレンズの違いによる見え方は以下の通り。

単焦点レンズは近くをみる、遠くをみるのかを選択をするレンズなので、ピントがあうのは1点のみ。

多焦点レンズはピントが合う距離が複数あるので、生活をする上で眼鏡をかける場面が減る。

単焦点レンズより多焦点レンズの方が見え方のメリットがあるので良いのだが、問題は多焦点レンズは価格が非常に高額になるということ。

若くして白内障を患っている人は、できれば多焦点レンズの方が良いと思うが、あとはどこまでお金を出せるかということかと思う。

で、実際にかかった費用は片目だけだったので「80万円」、もちろん民間の生命保険で全額カバーされたので実質の負担は限りなく「0円」。

限りなく「0円」というのは、白内障手術を受ける前の検査として1,500円程度が必要だからだ。

ただし、こちらは健康保険の3割負担となる。

レーシックを受けていても白内障になるのか?

レーシックを受けた人でも白内障にはなる。

レーシックは角膜を削る手術であり、受けていない人とは目の形状がことなる。

そのため、白内障治療で入れるレンズも計算方法が異なるという事で、一般的な視力検査だけではレンズを選定できないということだ。

そのため、レーシックをうけた病院のカルテを取り寄せることができれば、より目にあったレンズを選定できる。



白内障の手術を受ける準備

白内障の手術を受ける前には、受けられるかどうかの診断が必要となる。

いわゆる手術前検査だ。

その検査を受けて手術が出来るとなればあとは手術日の決定となるが、世の中には白内障の手術を受ける人が多く、2~3ヵ月待ちということが多い。

銀座の眼科でも同様にすぐに受けられることは無く、2か月先の手術日でお願いをすることになる。

そして手術日の3日前から目薬を点眼する。

薬名 効果
ベガモックス 細菌増殖を阻害し、抗菌作用をあらわすことで結膜炎などを治療したり、眼の手術前後の細菌感染を予防する薬
ネバナック シクロオキシゲナーゼ(COX)という酵素を阻害し、炎症などを引き起こす体内物質プロスタグランジン(PG)の生成を抑え炎症や痛みなどを抑えることで、主に結膜炎や眼手術時などに使われる薬

手術前によく使われる目薬らしい。

白内障の手術当日

手術は午後からなので午前中は自宅で仕事をしながらゆっくり過ごす。

病院に行くとまずは目の瞳孔を開く目薬を点滴して、1時間ほどゆっくり過ごす

何もすることがないので、ぼーとテレビ見たり、スマホいじったり。

その後、手術室に通されて手術が開始だ。

簡単に箇条書きをすると以下のような感じ。

(あくまでも患者目線なので、違っていたらごめんなさい)

白内障手術の流れ

1.手術室に入る前に洋服の上から上半身と頭、手術する側の耳にカバーをつける

着衣イメージはこんな感じ。

2.手術台(イス)に座り、だんだん傾いて、麻酔用の目薬をつけて少し待機

3.目を閉じないように針金をまるくしたような形状の器具で目を固定される。

4.固定された目に対してレーザーで濁った水晶体を取り除く

5.濁った水晶体がきれいなに取り除かれているか確認

6.レンズを装着(対象レンズが正しいのか二重確認をしていた)

7.手術が終わり、目の周りを消毒して眼帯をつけて手術完了

8.歩いて手術室をでて待合室で待機をする。

9.先生の診察を受けてしっかりとした眼帯に付け直して帰宅

あくまでも写真はイメージ図で、自分が受けた実際の手術写真とな異なる。

さすがに手術を受けている時は正常な方の目もふさがれているので、耳で聞いている情報だ。

でも耳はちゃんと聞こえるので、先生と助手のやりとりはすごくわかる。

助手の方もテキパキ指示に従っているので、場数は踏んでいるんだろうと思う。

手術時間は10~15分ぐらい

でもこの短い時間もすごく長く感じた。

顔、目を固く固定されて、麻酔が聞いていながらも目をグリグリされる感覚もあり、レンズを装着後に器具を抜くときは痛かった。。

白内障手術後の帰宅

手術後に帰宅をするのだが、片目が眼帯でふさがれているので非常に怖い。

階段の踏み外しや、眼帯側の方から人が来ても気づくのが遅れてしまう。

そのため、年配の方は付き添いにきてもらうのが安心だろう。

さて40代、50代であればまだまだ一人で何とかなると思ったので、一人で帰宅をした。

でも、眼帯だけだと非常に目立ちすぎるので、マスクをして帰宅をする。

これは電車やバスなどの公共交通機関を利用する人は必須だと思う。

絶対に周りの人からかわいそうな目で見慣れるので、マスクでカモフラージュをしよう。

また、車で来る人はさすがにいないと思うが、自転車も危ないので、最寄り駅からは歩くかバス、タクシーで帰宅をしよう。

自宅に帰れば食事をして、もらった薬を飲むのも当日の夜からだ。

写真を撮る前に既に飲んでしまったが、4種類の薬と痛みが出た時用に痛み止めの「ロキソニン」をもらう。

毎食後、寝る前、翌日までなど薬によって飲み方がことなるので、指示通りに飲む。

白内障の手術翌日

翌日も病院にいって、翌日検査をうける。

そこではじめて眼帯を外してもらい、人工レンズをつけた状態で初めて周りを見ることになる。

遠くを見る人、自分の手をみて近くの見え方を確認する人など様々だ。

まだ術後で視力が安定をしていないので、すこし目に違和感があるが、ぜんぜん白いモヤがかかっていないのは感動だ。

手術をした目にはホコリ、水、衝撃を与えては絶対にいけないので、それだけはやらないようにくれぐれも気をつけてと言われた。

そのため、診察を受けて保護メガネを渡されて提供されて、追加の目薬をもらって病院を出ることになる。

こちらが保護メガネ。上部や横、下にカバーが付けられており、水やほこりが入ににくい形状をしている。

そしてすでにもらっている赤色(ベガモックス)、黄色(ネバナック)の目薬に加えて追加された茶色(D・E・X)だ。

「D・E・X」は眼科用の副腎皮質ホルモン製剤で、外眼部および前眼部の炎症性疾患のための目薬だ。

この目薬を1日 6~8回ぐらい「茶色(D・E・X)→ 赤色(ベガモックス) → 黄色(ネバナック)」の順番で点眼をする。

起きている間で2~3時間おきに点眼をするイメージだ。

さて、保護メガネ、追加の目薬をもらい、保護メガネを装着して病院を出てみる。

ここからは眼帯がないので、じろじろ見られることは無い。

外を歩くと本当に感動をした。遠くの看板がちゃんと見えるなんて。

その日は感動しながら自宅に帰宅。

で、外では鏡をじっくりみる機会がなかったので、自宅に帰って鏡をみると目の下側が赤く染まっているのが分かる。

ちょっと潜血しているので、すこし怖かったので星をつけてかわいくしてみた。。。

ちょっとわかりずらいけど下側が血がにじんでいる。

さすがに目に管をさしているので、充血?血がにじむのだろうと思うが、先生は順調とのこと。

少したてばもとに戻るという事なので、周りの人からは心配をされるが、痛みはない

夜寝るときは無意識に目を触らないように眼帯をつける。

眼帯をテープで顔に貼り付ければ、よほど寝相が悪くなければ、朝まで取れることは無い。

白内障の手術後1週間

白内障の手術後、1週間経過した状況を紹介しよう。

術後から1週間は目薬を定期的にさし続ける。

その甲斐もあってか、目の充血?血がにじむ状況についてはかなり改善してきている。

まだ、赤い部分は多いが、色は薄くなり、赤い範囲も狭くなってきている。

視力についても術後翌日が0.8ぐらいであったのが、1.2まで見えるようになってきた。

白内障の手術後2週間

白内障の手術後、2週間経過した状況を紹介しよう。

術後から1週間以降は目薬が変更となり1日に4回ぐらいを指すことになる。

薬名 効果
オフロキサシン ニューキノロン系の抗菌剤で、細菌のDNA複製を阻害することによって抗菌作用を示す。
通常、眼瞼炎、涙嚢炎、麦粒腫、結膜炎などの治療および眼科周術期の無菌化療法に用いられる。
フルオロメトロン 合成副腎皮質ホルモン(ステロイド)製剤で、抗炎症作用や抗アレルギー作用により、目の炎症を抑える。
通常、眼瞼炎、結膜炎、角膜炎、虹彩炎などの目の炎症性疾患の治療に用いられる。
ジクロフェナク 炎症や痛み、発熱の原因となるプロスタグランジンの生合成を阻害して抗炎症作用を示し、炎症や腫れを抑え、さらに解熱・鎮痛作用もあり、筋肉や関節の痛みを軽くし、発熱時の熱を下げる。
通常、関節リウマチ・変形性関節症・腰痛症・手術後・抜歯後などの鎮痛・消炎、急性上気道炎の鎮痛・解熱に用いられる。
ヒアルロン酸ナトリウム 角膜上皮細胞の接着、伸展を促進し、角膜上皮の創傷の治癒を促進し、涙を保持し安定させて目の乾燥を防ぐ。

2週間たてば目の潜血、赤い状態もかなり無くなってきた。

白内障の手術、手術後は痛いのか?

白内障の手術は麻酔をするので、痛くはない。

ただし、全く無痛かというとそうでもない。

麻酔は目だけなので、頭を動かさないためにしっかりと頭を押さえつけられているので我慢できるぐらいに痛い

あとはレンズをいれるために器具を眼球の中に入れるのだが、非常に違和感があり、ぐりぐりされる感覚がある。

あとはその器具を抜くときは痛みを感じだ。

時間にしては短いので我慢はできるが、無痛という事ではない。



白内障の手術後の制限事項

出後にはそれぞれ制限事項があるので、参考までに記載をしよう

1.飲酒禁止(術後1週間)

ほぼ毎日のようにお酒を飲んでいたので、飲めないのは辛かった。。

お茶や炭酸水で気を紛らわしながら夜ご飯を食べて、目の視力回復とともに体調も良くなるという一石二鳥の効果があると思って我慢しよう。

2.洗顔禁止(術後1週間)

目に目薬以外の水をつけることは厳禁といわれている。

水に含まれている細菌などで、傷口から感染をする可能性があるからだ。

そのため、固く絞ったタオルで顔を優しく拭く。

強くこすると目に負担がかかるので、優しく拭くことが重要だ。

3.洗髪・シャンプー禁止(術後1週間)

毎日風呂に入り、洗髪・シャンプーをする人がほとんどだろう。

洗髪・シャンプーをすると目に水や石鹸、シャンプーがはいる可能性があるので厳禁だ。

髪の油やにおいなど気になり、なおさら夏に洗髪できないなんて髪がべたついて我慢できない人もいると思う。

そのため、ドライシャンプーで1週間は我慢をした。

水を使わない、目に垂れる心配がないシートタイプで、ニオイやベタつきをすっきりさせるドライシャンプーで、泡を髪と頭皮になじませて拭き取るタイプでラベンダーの香りということ。

ずっと洗髪・シャンプーが出来ないわけではないので、緊急用として安価だ。

4.化粧禁止(術後2日)

3日以降は基礎化粧のみ可能だ。

男性も乳液もつけられないので、当然ながら何もつけずに手術を受ける必要がある。

5.運動禁止(術後1週間)

ランニングをして汗が入るからなのかもしれないが、運動も禁止だ。

重たいものを持つことも禁止されているので、筋トレも圧力がかかるのが目に悪いんだろうと思う。

そのためウォーキングで軽く体を動かすぐらいだ。

白内障の手術後の目の状態

手術後は目が潜血しているので、視力がまだ落ち着かない。

ここから1週間、1か月度時間がたつにつれて視力が安定をしてくるので、少し我慢だ。

以上、白内障という診断を受け、手術を受けた実際の体験と、手術後の注意点、術後に用意をしていたほうが良い物の紹介だ。

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