住宅も10年以上経過すると、リビングや子供部屋の壁紙、クロスが汚れてくる。
ペットがいる家だと、壁におしっこをしたりして、汚れやにおいなどもついてくる。
黒ずみなどが目立ってくれば、壁紙、クロスを張り替えることが候補になる。
DIYで行った場合の費用、リフォームのプロに依頼をする場合の手間、料金などを比較しよう。
DIYで壁紙を張り替える方法、費用
時間が作業が好き、苦にならない、自宅に他の人が入るのがイヤ、できるだけ安く仕上げたい人は、DIYで壁紙を張り替えるのが一番。
少しぐらい曲がっていても、気にならないというのであれば、手間を惜しまずに、愛着を持って作業をしてみよう。
壁紙の素材の種類
それではよく利用されている壁紙の素材を紹介しよう。
尚、多くの住宅で利用をされているのが「ビニール壁紙 (ビニールクロス / 塩ビクロス)」で、日本における販売シェアは以下の通り。
1.ビニール壁紙 (ビニールクロス / 塩ビクロス)
一般的に多く利用をされているのがビニールクロス素材の壁紙だ。
価格が安い、デザインが豊富、手入れが楽という特徴があり、張ることも楽な素材で多く利用をされている。
2.織物壁紙
糸と糸を織って制作される高級壁紙で、日本ではおよそ1%程度のシェアしかないこだわりの素材だ。
付加価値のある高価格商材となるので、高級感を出したい人には最適な素材だ。
3.オレフィン壁紙
合成樹脂から作られた素材で、ビニールクロスに似た壁紙となり、帯電性が低く、静電気を帯びにくい素材となっている。
また、ビニールクロスよりも軽量のため、作業も行いやすい。
4.珪藻土壁紙
珪藻土とは藻類の一種である珪藻の殻の化石よりなる堆積物(堆積岩)のことで、その珪藻土を配合した壁紙だ。
調湿効果や消臭効果があり、内外壁の塗り材として利用をされてきた。
5.紙壁紙
名前の通り紙(紙パルプ)を素材にした壁紙だ。
海外で利用をされているので、日本にはない色調や柄を選択することができる。
6.木質系壁紙
薄くスライスした天然木やコルクを紙などに張り付けて制作されている壁紙だ。
壁一面を木目調にしたい場合や、アクセントとして利用をされている。
張り替えるための壁紙の必要な長さ
壁紙はメートル単位で販売をされているので、部屋の広さ、自宅の天井までの高さ、ドアや窓で不要な長さなどを考えながら購入をする。
目安は以下の通りとなるが、余裕をもった長さの壁紙を用意した方が安心だ。
失敗をしたり、途中で長さが足りなくて作業ができなくなったりすることのないように用意をしよう。
壁紙の購入について
壁紙については、ホームセンターやネットなど様々なところから販売されている。
自分でのりをつけるものや、初めからのりが壁紙についている便利な壁紙も販売されている。
今回は多くの壁紙を取り揃えており、道具も一緒に販売をしている通販会社を紹介しよう。
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こちらは壁紙用の生のりがついている製品。
様々な壁紙の種類、色から選択をできる。
尚、生のりが乾いてしまうと張りけることができなくなるので、2~3週間で作業をすることが必要だ。
さて、早速届いた生のリつきの壁紙で作業。
今回は部屋の仕切り壁から作成をしたので、石膏ボードにどんどん張り付けていくことになる。
張り方は、長さをそろえて張ってはカッターで切り、張ってはカッターで切る繰り返し。
慣れてくれば非常に簡単な作業だ。
尚、今回は無地の壁紙を利用をしたが、柄物の壁紙を利用する場合は、柄を合わせる必要があるので、きれいに仕上げるのは難しいのではないかと思う。
賃貸ルームの壁紙をリフォームする方法
賃貸で部屋を借りている場合は、退去をする場合には原状回復をする必要がある。
そのため、本格的な壁紙を張ることができないが、そんな賃貸の部屋でも何度も張り替えたりすることができる壁紙なども販売されている。
自分ではったり、仕切り壁以外でもちょっとした棚、引き出しなどにも張ることができる製品が販売されているので紹介をしよう。
リフォーム会社を利用して壁紙、クロスの張替
時間や手間もかかる、そんなに器用ではない、あるいはリビングは人が来るのでちゃんとしたいという人はプロに頼むことになる。
まずは壁紙、クロスをプロに依頼をした場合の概算費用は以下の通り。
条件:一般的なビニルクロスの場合
部屋の広さ | 概算費用 |
トイレなど | 40,000円 |
6畳 | 50,000円 |
8畳 | 60,000円 |
10畳 | 70,000円 |
12畳 | 80,000円 |
費用としては壁紙、クロスの料金+作業費用の合計だ。
尚、壁紙をリフォーム会社に依頼をする際には、複数社から見積もりを取って安心できるリフォーム業者を選定することがおすすめだ。
ただし、リフォーム会社をインターネットで調べて、それぞれ依頼をするのは面倒くさいという人は、一括で見積もりをするサービスもある。
そのサービスを行っているのがタウンライフだ。
お得に簡単に検討をしてみよう。
Town Life タウンライフ
地域、住まいのタイプ、依頼内容を入力をすれば、リフォームプランや見積もりを無料で複数社から提案をしてくれるサービス。
あとは出てきた複数のリフォームプランや見積もりを自宅で比較検討をするだけ。
<リフォーム登録会社の一例>
ミサワリフォーム、住友不動産の新築そっくりさん、住友林業のリフォーム、東京ガスリモデリング、トヨタホーム、東急Re・デザイン、土屋ホームトピア、オカムラホーム、アイフルホームなど
大手のリフォーム会社も登録されているので、地元のリフォーム会社と比較検討ができるのは便利だ。
DIYとリフォーム会社の壁紙張り替えの費用比較
さて、最後にDIYで行った場合とリフォーム会社との比較だ。
項目 | DIY | リフォーム会社 |
仕上がり | △(スキルによる) | 〇(プロの仕上がり) |
期間 | △(数日) | 〇(1~2日) |
概算費用(6畳用) | 15,000円 | 50,000円 |
概算費用(8畳用) | 20,000円 | 60,000円 |
以上、壁紙のリフォームをDIYで行う方法、プロのリフォーム会社に依頼をする場合の方法、費用の紹介だ。