Dell製のパソコンはコストパフォーマンスが良いので、世界中の企業や個人で多く利用されている。
日々進化するPCだが、バッテリーは利用を継続するにしたがって利用容量が減っていき、最終的には充電ができなくなってしまう。
消耗品となるので、あとは交換をする必要がある。
利用頻度にもよるが、2年ぐらいで持ちが悪くなり、交換が必要な時期になってくる。
今回は、メーカー純正ではないバッテリーを使用したらどうなるかということを記載しよう。
世界的パソコンメーカー Dellとは?
社名 | Dell Inc. |
本社 | アメリカ合衆国 テキサス州 |
設立 | 1984年 |
従業員 | 16万5000人 |
代表者 | マイケル・デル |
事業内容 | デスクトップ・コンピュータ・システム、ストレージ、サーバ及びネットワーキング製品 モビリティ製品 ソフトウェア及び周辺機器 |
昔は企業向けに直販をしていたメーカーで、日本においては商慣習を乱すメーカーとしてNEC、富士通、東芝などの競合や問屋系などから目の敵とされてきた。
最近では直販だけでなく、日本の慣習にそってSIerなどに再販をする仕組みを確立して、販売の機会を増やしている。
世界シャアも高く、2019年度の世界シェアは3位の企業だ。
メーカー名 | 販売台数 | シャア |
Lenovo | 約6,300万台 | 22% |
HP | 約5,800万台 | 22% |
Dell | 約4,400万台 | 16% |
Apple | 約1,800万台 | 7% |
Acer | 約1,500万台 | 6% |
ASUS | 約1,500万台 | 6% |
その他 | 約4,900万台 | 20% |
合計 | 約26,100万台 | 100% |
Dell 個人向けPC
Dellは個人向けのPCとして3つのブランドを展開している。
XPS
個人向けの上級モデルだ。
インテルの利用しているチップやメモリ、OS、画面サイズなど様々な選択ができるモデルが揃っている。
Inspiron
ラップトップ(ノートPC)、デスクトップで製品を販売しており、メモリの増量などカスタマイズが可能だ。
Inspiron 3000シリーズ ( 基本モデル )
Inspiron 5000シリーズ ( 標準モデル )
Inspiron 5000ゲーミングシリーズ
Inspiron 7000シリーズ ( 上級モデル )
Inspiron 7000ゲーミングシリーズ
Dell ALIENWARE、G
ゲーミング用のPCシリーズだ。
2006年に買収をしたコンピューターメーカー「ALIENWARE」がルーツの製品だ。
ラップトップ(ノートPC)のバッテリーの寿命、交換時期
ラップトップとは折り畳み式のパソコンのことで、現在の日本ではノートPC と呼んだほうが一般的だ。
ただし、世界的にはラップトップが標準的に利用されるので、ノートPC、ノートパソコンといっても外国人には伝わらない。
そんなノートPCのバッテリーはリチウムイオンバッテリが利用されている。
PCのバッテリーは黒く重いのが定番だが、中身は充電式の電池が入っている。
なんか特別な形状の電池が入っていると思っていたので、ちょっとびっくり。
それは充電式の電池を繰り返して利用をすれば徐々に使えなくなると同様に、ノートPCの電池も利用ができなくなるのは納得できる。
寿命としては利用環境にもよるが2年を超えるぐらいから容量が減る。
つまり、電源ケーブルを利用していれば問題ないが、バッテリーだけで利用するとすぐにPCがシャットダウンしてしまう状態になる。
Dell ノートPCのバッテリー J1KND を分解してみた
さて、電源ケーブルで利用をする機会が多く、バッテリーを5年ぐらい利用してきた。
いよいよ充電も全くできなくなり、常に電源ケーブルを利用していないと全く使えない状態で、ケーブルが抜けるとすぐにPCがシャットダウンするという目にあったので交換をすることになった。
その前に、どんな形状をしているかと思ったので、分解をしてみた。
名称 | Dell Battery Module |
Rechageable Li-ion Battery | |
Type(型番) | J1KND |
Rating | 11.1V |
Capacity | 48Wh |
上部の隙間からドライバー、ニッパーでこじ開けて分解をしていく。
リチウム電池を入れ替えれば利用できるかなと思いながら作業をするが、なかなかカバーが外れない。
結局は力ずくではがすということになり、程なく、再利用は不可能とわかる。
で、カバーを取り外した写真はこちら。
リチウムイオン電池が6個連結されてはいっている。
サイズは単3を少し大きくしたサイズで、一般的には販売されていないサイズ。
さて、リチウムイオン電池だけを取り外すとしっかりと6個が連結されて、細長い基盤につながっている。
分解をしてみてわかったことだが、これを新しいリチウムイオン電池と交換をすることは不可能だ。
1.サイズが単2より細く、単3より太い。一般に販売されていないサイズ。
2.ケースがきれいにはがれない
バッテリーの不具合で発火したり、不具合でリコールがあったりとバッテリーは非常に重要な製品だ。
そのため、DIYで修理をするということはやめよう。
Dell バッテリー J1KND の交換、互換製品
J1KNDの純正バッテリーはDellサイトでは販売をされていない。
古すぎでサポートが切れているのだろう。
純正品はないので、他社から販売をされている互換製品を利用することになる。
対象ノートPC | Dell Inspiron 3450n Inspiron M511R Inspiron N5050 Inspiron 3550 Inspiron N3010 Inspiron N5110 Inspiron 3550n Inspiron N3010D Inspiron N7010 |
互換純正品 | J1KND |
販売 | G GLOBALSMART グローバル・スマート |
販売先の G GLOBALSMART グローバル・スマートはアマゾンのサイトではPCバッテリーの専門店として展開をしている。
今回のDell以外にも東芝(ダイナブック)、APPLE(アップル)、HP、ACER、Lenobo、ASUSと様々なメーカーのバッテリーを扱っている。
そして開封を行うとしっかりとしたクッション材の上に製品が収められており、送付状態は問題ない。
ビニールにもしっかりと封入されていた。
製品に同梱されているお手紙。
次回からの値引きの方法などが記載されている。
こちらが保証書も兼ねている利用方法。
こちらが純正品との比較。
上がDellの純正品、下が今回の互換製品。
形は全く同じだ。
上からの写真。こちらも全く同じだ。
さて、早速DellのノートPCに装着をしてみる。
すでに80%ぐらいが充電されていたから、すぐに利用を開始。
問題なく充電されて、程なく100%の充電となった。
その後も問題なく利用できているので、この互換性のバッテリーはお得だ。