フィリピンパブというのはフィリピン女性が接客をしてくれるクラブ、キャバクラだ。
フィリピンと近接するベトナム、タイ、マレーシア、ミャンマーなど東南アジアに位置する近隣の女性も在籍をしていたりする場合もある。
なぜフィリピン女性に日本で住み、クラブで働いているのかを真面目に考えてみた。
まずはフィリピンという国を知るところから話をはじめよう。
フィリピンの概要
2018年の情報により記載
面積：299,404平方キロメートル（日本の約8割）
人口：1億9千万人
首都：マニラ
平均年齢：23歳（日本は46歳）
日本人のフィリピン在住者：約17,000人
フィリピン人の日本在住：約300,000人
輸出：米国（15.6％），香港（14.2％），日本（14.0％），中国（12.9％）
輸入：中国（19.6％），韓国（10.2％），日本（9.7％），米国（7.2％）
貿易は輸出入ともに日本は3位となっており、非常に関係が深いのがフィリピンだ。
また、平均年齢も23歳と非常に若く、今後も子供も増え続ける見込みのためどんどん人口は増えていく。
フィリピン人の年収
フィリピンの平均年収は国家統計局国際労働機関によるとおよそ平均年収は23万ペソ（約50万円 ※1ペソ：2.2円換算）となる。
月平均だと1.9万ペソ（約4.1万円）となる。
日本の平均年収が約420万円と言われているので、比較をするとおよそ8分の1ぐらいとなる。
日本とフィリピンの物価は3分の1ぐらいなので、相対的に生活に余裕がない状況。
また、貧富の差が激しく一部の人が富を独占しており、いまだにトタンで作ったいまにも壊れそうなバラックに住んでいる人も多い。
フィリピン人の海外志向
フィリピン国内では給料が低く、家族も多いので生活を豊かにするためには海外で稼いで送金をする出稼ぎが一番の方法だ。
そのため男性は工事現場などの肉体労働、女性は家政婦や看護師、あとはタレントとしてパブで働いたりすることになる。
2017年の調査では人口の1割にあたる約1000万人が出稼ぎ労働者として海外で働いており、家族などへ送金される額は国内総生産（GDP）の約1割を占めるほどになっている。
その額は約3兆円にもなっており、一人当たりの送金額は単純計算で30万円/年となる。
この30万円というのは平均だから人によって様々だ。
フィリピン人の年収の6割を送金している計算だが、日本で生活をしながらの送金なので、貯金をして帰国すると家を建てたりするなど大金を稼いで帰国をするというイメージだ。
フィリピンパブの歴史
日本にフィリピンパブが増えたのは1980年ごろだ。
フィリピンで歌やダンサーとして一定の資格、試験に合格して来日をするのが始まりだ。
1980年代・・・歌手やダンサーとして来日（興行ビザ）
1990年代・・・フィリピンパブが日本各地にできる
2000年前半・・・フィリピンパブが最大規模
2004年・・・米国務省が興行ビザが人身取引の原因として改善を要求
2005年・・・興行ビザ発給の規定を変更し来日が困難となる
2000年代後半・・・フィリピンパブが減少
現在は興行ビザで来日が困難なため、それまでに来日したベテランが店を切り盛りしたり、偽装結婚などで来日して就労をすることが増えている。
フィリピンタレントの結婚、子供事情
フィリピンパブで働いている女性は多くが既婚者だ。
これは本当の結婚もまれにあるが、日本で働くための偽装結婚が多い。
そして子供を産んでいることが多いのも特徴だ。
フィリピンはキリスト教を信仰している人が多く、中絶はできない。
南国の気質もあり、男女の関係が近く、避妊の知識も高くないので、未婚の母が多い状況だ。
日本と異なり子供を育てるために教育費が高いわけではないので、産めば労働者として稼ぐという考えのため、子供が子供を産むような状況だ。
そのため、来日する際には子供をフィリピンに残してくることになる。
そのため、家族のため、生活のためにお金を稼ぐことに必死になる。
このあたりを理解しないと、、、お金をいくらでも搾り取られてしまうことになるので気をつけよう。
フィリピンパブのシステム
フィリピンパブのシステムは場所、店によって異なるがおおよそのイメージは以下の通りだ。
当然、都会は高く田舎は安いし、早い時間の方が安い。
ただし、近隣の日本人のクラブ、キャバクラと比較をすると半額から7割ぐらいの料金設定だ。
| 内容 | 料金 |
| セット料金 | 3,000円～6,000円/時間 |
| 女性のドリンク | 800円～1,500円/杯 |
| 指名料 | 2,000円 |
| カラオケ | 100円～200円/曲 |
フィリピンパブの楽しみ方
陽気なフィリピン女性は片言の日本語（まれに上手な人も）で会話を行うことが多いが、フィリピン女性は英語を話すことができる。
フィリピンはタガログ語、ビサヤ語が母国語となるが、英語も子供の頃から勉強をしているので堪能だ。
そのため、オンラインの英会話教室はフィリピンに拠点を構えていることがおおい。
そのため、お酒を飲みながらフィリピン女性と英会話を楽しむという事ができるのだ。
また、カラオケも一緒に楽しむことができる。
大抵は歌っている間はそばで相打ちを取ってくれたり、有名な歌ならばデュエットなんかもしてくれる。
女性は指名料かお酒の飲み物が収入になるので、あまりケチらずに飲ませてあげよう。
そうすれば楽しい時間を過ごせるはずだ。
フィリピンパブの女性に注意すること
さて、店のなかで飲む程度であれば全くが問題ない。
ただし、だんだん通うようになると個人的に付き合ったり、お金の相談などしてくれば注意が必要だ。
彼女たちはフィリピンの家族に仕送りが必要、子供もいるので、お金持ち？と思われている日本人からお金をとることに躊躇がない。
フィリピン人はお金を借りる（もらう？）事に対しては恥ずかしさがなく、お金がある人がはらえばいいという文化的な背景がある。
そのため、家族が病気とかいろいろな理由で無心をしてくるので、本当に付き合いたいとか結婚したいとかであればよいが、簡単に渡さないことをお勧めする。
まー付き合ったりしてフィリピンに行けば、家族総出で出迎えてくれるが、費用はすべて日本人が出すという事態になることを承知していれば問題は無いのかもしれないが。
そのため、日本に妻や子供がいる人は甘い言葉に騙されずに、ほどほどに店で楽しむぐらいがちょうど良い。
決してフィリピン女性に入れ込んで家庭を壊すようなことは避けよう。
