無線の規格はどんどん進化をしていて、スピードが速くなってきている。
数年前に利用をしていた無線ルーター、無線アクセスポイントが最新の規格に対応しておらず、せっかく端末側が対応をしてもメリットを享受できないことも多い。
今は、多くのメーカーから発売をされている無線ルーター、アクセスポイントがあるが、家庭向けでコストパフォーマンスが高い製品を購入したのでレビューをしようと思う。
TP-Linkの会社概要
TP-Linkとは中国のメーカーだ。
2021年には無線LAN機器プロバイダーとして10年連続世界No. 1の実績を残している。
会社概要 | |
会社名 | TP-LINK Technologies Co., Ltd. |
設立 | 1996年 |
本社 | 中華人民共和国深圳 |
拠点 | 世界44か国に拠点(2022年現在) |
日本法人 | 東京都港区西新橋 |
製品 | 無線LAN、ルーター、ネットワークスイッチ、ネットワークカメラ、PLCアダプタ、プリンターサーバー、メディアコンバーター、ネットワークアダプター他 |
累積出荷台数 | 12億台(2022年現在) |
大量に販売をするためにコストを抑えることができ、製品を安価に供給をすることで売り上げを伸ばしている。
そのため、企業向けというよりは個人向けの大量に製造、販売をしているメーカーだ。
無線ルーター、アクセスポイントの製品選定のポイント
個人で購入をする場合には、必要な機能と価格のバランスがポイントになると思う。
まず、機能について中古や古いモデルを購入しない限り、多くのモデルは新規格に対応をしていることがおおい。
①無線ルーター、アクセスポイントの無線の規格
まずは無線アクセスポイントの規格を紹介しよう。
無線規格 | 最大通信速度 | 周波数帯 |
IEEE802.11ax | 9.6Gbps | 2.4GHz/5GHz帯 |
IEEE802.11ac | 6.9Gbps | 5GHz帯 |
IEEE802.11n | 300Mbps | 2.4G帯/5GHz帯 |
IEEE802.11a | 54Mbps | 5GHz帯 |
IEEE802.11g | 54Mbps | 2.4GHz帯 |
IEEE802.11b | 11Mbps | 2.4GHz帯 |
最新の規格は「IEEE802.11ax」となり、Wi-Fi6と呼ばれている規格だ。
端末側がWi-Fi6に対応をしているものは限られているため、IEEE802.11acには対応していればまずは十分な速度が出ると思う。
IEEE802.11n は現在販売されている無線ルーター、無線アクセスポイントには機能として実装されている。
②LANポートの規格
無線ルーター、アクセスポイントについているLANケーブルを接続するポートの規格も重要だ。
安価なものでは高速な対応ができないものも販売されている。
このスイッチにも規格があり、10Base-T、100Base-T、1000Base-T(ギガ)対応モデルと様々だ。
せっかく無線の規格が早くてもLANポート側が遅いともったいないので、できれば「10/100/1000Base-T(ギガ対応)」となっているモデルを選定するのが良いというか必須だと思う。
③価格について
個人で利用をするのであれば、安ければ安い方がよい。
また、各メーカーは競合関係にあるので、とびぬけて高かったり、コストに見合わない価格設定をしていることは少ない。
安ければ性能は低いし、高ければ性能が高いというのが一般的であるが、それぞれの利用目的、満たしたい仕様を考えて、コストパフォーマンスに優れた製品を選定するのが良いと思う。
TP-Linkの安い無線ルーター Archer C6 のレビュー
個人向けとして3,000円程度で購入をした製品は以下の通り。
製品概要 | |
型番 | Archer C6 |
規格 | デュアルバンド 5GHz 867Mbps + 2.4GHz 300Mbps |
WANポート | 1ポート(1000Base-t ギガ対応) |
LANポート | 4ポート(1000Base-t ギガ対応) |
特長 | ①MU-MIMO機能搭載(複数デバイスと同時通信を可能にする)
②ビームフォーミング機能搭載(利用端末に電波を集中する) ③無線アンテナが5つ(4x 外部アンテナ+1x 内臓アンテナ) ④ブリッジモード搭載(無線アクセスポイントとして利用) |
梱包サイズ | 33.3 x 24.5 x 8 cm; 350 g |
重量 | 350g |
早速、amazonで購入をして入手をしたので紹介をしていこう。
こちらが外箱。
業務向けと異なり、パッケージに様々な情報が掲載されている。
箱から取り出したところ。
しっかりと梱包されている。
傷つきやすい表面なので、保護シールも張られている。
取り出して外付けアンテナも上側にしてみたところ。
背面。
底面のシール。
ここのSSIDやパスワードなどが記載されている。
電源アダプターとLANケーブルも付属されている。
こちらが側面。
青色がインターネット側に接続をするWAN側のポート、黄色がLAN側に接続するポート。
これを間違えて接続すると通信ができないので注意をして配線をする。
マニュアルは両面で1枚。
接続方法とか設定のためのアプリのダウンロードなど、ある程度の知識がある人であれば設定はすぐにできると思う。
うちの嫁は多分無理だろうけど。。。
実際に接続をしてみたけど、問題なく利用ができる。
1Fに設置してあり、2Fになると速度は遅くはなるが、通信はできている。
この金額で無線環境が整うであれば十分だと思う。
今回、紹介をした製品は以下から購入ができる。